アプリのデザインと実装のつらみを話しました
すっかりこちらに報告し忘れていましたが、先日『Mobile勉強会 Wantedly × チームラボ #6』にLTで参加しました。 LTも含め、発表側での参加は数年ぶりじゃないかという気がします。
なぜアプリのデザインとその実装はうまくいかないのか? - Speaker Deck
元はDroidKaigiで話そうと考えていたテーマでした。 さすがにこれを5分に詰めるのは無理がありました。 せめて10分は必要だった。
話したかったこと
今回話したかったことは、「エンジニアはデザイン通りに実装してくれないと困るよね」とか「デザイナーは無茶なデザイン上げてきて困るよね」という話ではありません。 「お互いの力が発揮できる落とし所をお互いで探り合おうね」という話です。
デザインはその内容によって実装の工数や難易度が違います。 これを正しく把握するにはAndroidやiOSのSDK知識が必要です。 知識がなければ知らずしらず高難易度のデザインを作ってしまい、その難易度や工数の都合によって、不具合の温床になったりそもそもキチンと実装されないケースが起こりがちです。 かと言って、デザイナーにSDK知識を覚えさせろ!という傲慢な話をしたいわけではなく(学ばなくて良いという話でもない)、そこは依頼側がちゃんとサポートすべきだよね、という主張です。
なので何が言いたいかというと、まずエンジニアを抜きにディレクターとデザイナーだけでデザインを決定するのはまずやめよう!(少なくとも2つ以上の会社で経験済み)、せめて検収にはエンジニアを混ぜよう! 特にお互いのどちらか一方でも過去のアプリデザインに関する経験がなければ、1回だけの納品で完了というやり方はやめよう! クライアント側から適切なデザインの指定・指示ができないのであれば、マテリアルデザインを基準に進めるなど、すでにあるベースを元に行い指示・考慮漏れを減らそう! という感じのお話でした。
実際にDroidKaigiなどの30分前後の発表であれば、具体的なウィジェット(ButtonやListなど)でよくある実装の難しいデザインの具体例などをピックアップして話す予定もありました。
最初にも書きましたが、自分の一番主張したかった「お互いの力が発揮できる落とし所をお互いで探り合おうね」をあまり具体的に話せなかったのが反省ポイントでした。
さいごに
ちなみに勉強会の登壇が久しぶりだったのは、避けていたわけではなく近年本当に登壇できるような機会のある勉強会が減っただけです。 今後も機会あれば積極的に参加してみようと考えているので、LT会等の情報提供、お誘いどちらも大歓迎です。
以上です。
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