2021年日本ダービーの感想
まあ、まずはレース映像を見ましょう。
ウマ娘のアプリが2021年にリリースされたおかげで、現実の競馬に興味を持った人が一気に増えた印象を持ちました。
アプリのリリースがあと1年早ければ、あの世紀の一戦とも言うべき2020年のジャパンカップを、リアルタイムで見た人もたくさんいたことでしょう。 自分はそれを今までもったいないと思っていましたが、今日の日本ダービーを見れればもう十分じゃないかと感じるぐらいには、すばらしいレースでした。
先週のオークスの感想記事にも少し書きましたが、今日のレースは最有力候補のエフフォーリアに騎乗する、若手の横山武史騎手の手腕が個人的な注目ポイントでした。 そして蓋を開けてみれば、横山武史騎手の騎乗はほぼ問題なく、むしろよくやったというぐらいの内容だったように見えました。
しかし結果はハナ差で2着。 ハナ差というのは怖いですね。 スロー再生で見るとよくわかりますが、ゴール直前の首の上げ下げのタイミングで結果が変わりそうなぐらいの微妙な差も、ハナ差に含まれます。 今回はまさにそれでした。 ダービーは最も運のよい馬が勝つ、という格言が当てはまるような結果でしたね。 まあこの格言自体は、当時レースが20頭以上で行われていたころに作られた格言らしいので、今回のようなケースとはまたちょっと違いそうですが。
とはいえ、個人的には今回のレースは福永祐一騎手の騎乗がお見事だったという感じがありました。 最後の直線までエフフォーリアの後ろにぴたりとついて脚を溜め、最後の直線の最高のタイミングで一気に爆発させた判断は、まさに通算勝利数2000を超える経験と技量がなせる技のようでした。
そんな福永祐一騎手、この4年間のダービーで3回も勝利しているんですよね。 その最初の年の2018年といえば、ウマ娘(一期)の放送年。 1998年の日本ダービーにて、キングヘイローで逃げをとった結果惨敗した内容がしっかりとアニメ化され、Yahoo!のリアルタイム検索で福永祐一の名前がランクインしたことを今でも覚えています。
あれが放送されたのは、4月のことでした。 それから1ヵ月後、福永騎手はワグネリアンに騎乗して日本ダービーを勝利しました。 そしてそれが、福永騎手の日本ダービーの初勝利でもありました。 そこからわずか3年でさらに二度も日本ダービーを勝つことになるわけですから、非常に感慨深いものがありますね。
他にも先週のオークスで悔しい敗北を喫した吉田騎手が、しっかりと3着を穫っているのもよいですね。 なんとこのレースの1〜3着は、みな上がり3Fが同じ33.4秒というのもおもしろいですね。 それと吉田騎手の騎乗するステラヴェローチェは、皐月賞も3着だったので、ある意味菊花賞の結果も注目せざるを得ない感じになってきました。
そんなわけで、何が言いたかったかというと、今日の日本ダービーをリアルタイムで見れてよかったということです。
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