法人化して半年経ちました

合同会社ヤマダ印として仕事を始めてから、半年が経ちました。(設立自体は去年の12月)

いろいろ思ったことなどを羅列します。

住所(オフィス)

ヤマダ印は、リージャスのバーチャルオフィスの住所で法人登記しています。 つまり、実態のある住所(オフィス)が存在しないことになります(なるらしいです)。

このおかげで、ヤマダ印名義の口座を開くことに、たいへん難航しました。 たとえば中小企業の味方であるはずの信用金庫からは、実態のある住所でないという理由で、申請の時点から断られています。

現在はGMOあおぞらネット銀行と楽天銀行に口座を持っていますが、ネット銀行でもバーチャルオフィスの住所しかないと審査に落ちるケースがあると聞きます。 昨今の新型コロナウィルスによるリモートワークの重要度が見直され、オフィス不要論なども出てきていますが、やはり立ち上げたばかりの会社に住所は必要だと感じます。

これに関しては、現在ひとり会社ということもあり、事務所利用可の賃貸に引っ越すという手もあります。 個人的にはプライベートと仕事を切り離したいタイプですので、あまりとりたい選択肢ではありませんが。

ちなみに、楽天銀行の口座開設には携帯電話以外の電話番号が必要で、これにも結構難儀しました。 最終的にIP電話(050 plus)の番号で解決しました。

銀行口座

当初、口座はGMOあおぞらネット銀行だけで、今後もしばらくはこれ一本でいく予定でした。 ですが、こちらは社会保険料や税金関連の引き落とし口座に対応していないのと、ペイジーに対応していません。 前者も結構痛いですが、後者が特に致命的。 そのため、両方に対応している楽天銀行の口座を作ることになりました。

ちなみに銀行口座の開設の際、法人企業の場合は登記資料以外に、実態のある会社(住所的な意味でなく)を証明することが必要になります。 たとえば会社のWebサイトURLとか、パンフレットとか、現クライアントとの契約書のコピーなどを送る必要があります。

自分の場合、フリーランス時代から続いていたクライアントさんとの仕事がそのまま続いていたので、契約書のコピーの用意ができました。 似たような業務においてド新規で会社を立ち上げた場合、Webサイトだけで審査が通るのか、すごく気になります。 実績がないから口座作れず、口座ないので契約取れず、みたいな状況になるんじゃないでしょうか。 これに加えて、最初の実態のある住所問題が出てきます。 難しすぎませんか、これ。

税金関連

法人化して、会社として報酬を受け取り自身には役員報酬という形で賃金を支払うようになって半年ぐらい経ちましたが、税金的に安くなった印象はありません。 むしろ現時点では社会保険料の点で高くついているような気さえします。

これに関しては、たぶんあと1年ぐらい経たないと、判断できません。

補足:コロナウィルス関連の補助金

基本的にTwitterなどで流れている補助金絡みは、「設立1年以上で社員2名以上」という条件がだいたい前提にあるので、設立1年未満で社員1名のヤマダ印には関係のない話です。

社会的信用の云々

仕事に関しては前述していますが、フリーランスからの仕事をそのまま継続しているので実感はまだありません。

仕事外に関しても、ローン組むとか審査がいるような口座開設もしていないので実感はまだありません。

社会的信用の云々とは違う気がしますが、仕事に関しては会社対会社用で別途必要な書類とか出てきたりするので、正直なことを書くと少々しんどくなりました。 あと人事労務管理(勤怠周り)も、しっかり記録を残すようにしないといけないのもしんどい。

法人化は勧められるか

小さくてもちゃんとした住所があって、経理総務関連をチェックどころか記入も含めて全部税理士とか社労士とかに任せて、その辺にお金をかけてもまだまだ余裕があるのならよいのではないでしょうか。

そうでないなら、法人化するとやること気にすることが増えるので、個人的にお勧めしません。

今後の目標

法人化した当初は、マイペースに1日でも長く続けることを目標としていました。

いまとなっては小さくてもよいのでオフィスが欲しいし、いろんなことを専門の人たちに丸投げしたい気持ちがわりと強くなってきました。

とはいえ、その辺を整えようとすると増える経費をどう対応するかを考えなければいけないのが、つらみです。

ちなみに現時点で人を増やす気はありません。 会社として人を雇うということは、上記に書いた内容をはるかに上回る悩みや辛みが出てくるからです。

さいごに

合同会社ヤマダ印は10月以降の開発支援に関するクライアントを探しています。

2020年10月からのお仕事を探しています | 山田航空ネットワーク3rd

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