リモートワークがいいかどうかは、場合による
上記の記事の続きです。 今回は画像右下の「どこで仕事をしたい?」の質問部分の話。
再度書きますが、あくまでもyamacraft個人の見解であることをご留意ください。
オフィスが最高の環境とは限らない
まずこの手の質問は、基本的にオフィスの環境が回答者にとって最高の環境、そこまでなくとも一定水準以上の環境であることを前提としています。 しかし実際には、そもそもオフィスの環境が…という場合があります。
- やけに狭い机、長時間座るのに向かない椅子
- 全体的に窮屈な執務スペース
- 人が集まる時間帯は不安定になるネットワーク
- サブディスプレイの有無
- 空調、トイレなど
自分の場合、思い付くだけでもこのあたりの条件で、自宅と比べるまでもないな…となることがあります。
逆に自宅の環境がそもそも…という場合もあります。 自分の場合はリモートワークが増えてきたタイミングでディスプレイを変えたりPC、椅子の更新等をしたので、その問題はだいぶ解消されました。
通勤という時間消費
では仮にオフィス環境が最高に優れていた場合はオフィス一択かというと、そうでもありません。 次にネックとなるのは通勤の部分です。
通勤ラッシュはともかく(全然ともかくじゃないが)、最大のネックは通勤時間。 吉祥寺方面に住んでいる自分の場合、だいたい渋谷〜六本木にあるオフィスはドアtoドアで1時間前後かかってしまいます。 この時間を活かして読書だの勉強だのというご意見もあるでしょうが、結局(特に行き)は通勤ラッシュによって、そんな余裕は全然なかったりするわけです。 それができるとしても、せいぜい帰りの数十分程度でしょうか。
通勤の1時間と、リモートワーク終業後の1時間を比べてみてもやれる選択肢は大きく違うわけです。 その点でも、個人的に自宅での仕事の方にだいぶ分があります。
仕事のためにプライベートは消費したくない
じゃあオフィスの場所に合わせて近場に引っ越せばよいのでは、という話もあるでしょう。 ここは完全に個人の意見になりますが、プライベートを仕事に合わせたくありません。 むしろ仕事をプライベートに合わせたい派です。 現状の住まいに不満がない限り、わざわざ仕事に合わせて環境を変えるのは避けたいです。 (現在のアパートには不満がありますが、近場で引っ越し予定)
オフラインの強さはたしかに存在する
一方で、オフィスでみんなが集まって働くことのメリットは、たしかに存在すると認識しています。 近くに人がいたときに、気軽に声をかけることで生まれるコミュニケーションは、オンライン上ではなかなか再現ができません。 それこそGatherなどのバーチャルオフィスがなんとか頑張ろうとしていますが、さすがにオフラインの空気感を完全にカバーできることはないでしょう。 いわゆるこの辺の話はタバコ部屋会議とかに通づる話でもあり、私個人としてはあまり許容したい文化ではありません。 ですが、実際にこうしたことが起こるのは事実であり、現状で完全に避ける方法はありません。
また、物理的にプライベートと完全に遮断された環境の方が作業に集中できる人もいますし、割と自分もそっち側だと思っています。 とはいえ、自分の場合はこれまで書いたメリットデメリットの天秤から自宅(オンライン)の方を選択していますが。
結局、人それぞれ
個人的には通勤時間がドアtoドアで20分以内に済むならオフィスも選択肢は含みますが、基本は自宅一択派です。 しかしながら、これは先日のクロスプラットフォームとは大きく違って、人によって最適解が大きく異なるものだと思っています。
私個人は社内全体がどっちか一辺倒ではなく、どちらもうまく共存できるのが本来は望ましいかなと考えています。 そのうえで自分は将来的に地元(愛知)への出戻りも視野にいれつつあるので、フルリモートワーク自体は多くの会社で受け入れられるようになると非常に喜ばしいですね。
yamacraftを支援する
記事への感謝や応援を、コーヒー1杯分の支援で行うことができます。支援を受けると、さらに頑張って記事を書くようになります。