いま開発中のアプリ(サービス)についての状況報告
3月ぐらいから本格的に着手しているアプリ開発ですが、今月も完成しませんでした。 という報告ずっと続けているのもよくないので、いったん現時点の開発状況とかをまとめて公開することに決めました。 これもいずれ、何かのノウハウになることでしょう。
アプリの概要
『Homete』という名前の、SNS系のコミュニケーションアプリを開発しています。
サービスの内容は、投稿内容が限定されたTwitterだと思ってもらえればよいです。 「やったこと」や「褒めてほしいこと」を投稿し、ほかのユーザーにGoodボタン(いいね)を押してもらって褒めてもらうだけのサービスです。 当然、Goodボタンを押されるとPushで通知が飛びます。
良く言えば「優しい」、悪く言えば「甘い」コミュニケーションの場の構築を目的としています。
なお、Androidアプリ限定です。 Web版やiOS版の開発予定はありません。
アプリの特徴(自己申告)
まず投稿自体はユーザー登録が必要ですが、画面には誰が投稿したかはわからないようにします。 つまり、はてな匿名ダイアリーのような匿名性を持ったサービスです。
いいねの送信は、自分の投稿にはできないことを除いて、そのほかの制限はありません。 つまり、1ユーザーが1つの投稿にいくらでもいいねを送信できるように設計しています。 これによって、大量にPush通知が飛んでくる可能性があります。 ですが、それを目的にしているところもあります。
また、いいねに関しては、どれだけ押されているかを可視化できないようにしています。 いいねしたユーザーは当然ながら、いいねされたユーザーも同様です。
アプリを作った背景
技術的なものも含め、サービス開発に対するノウハウを定期的に得るために作り始めました。 ですので、これが完成したあとも定期的に新規でサービスの開発とリリースを繰り返せるようにしたいなと考えています。
Hometeというサービス自体を作った背景としては、昨今のTwitterを見て思ったことを形にしてみたかっただけです。
- いいねの数が気になる人がいる → 数字は出さず通知だけ送るぐらいでちょうどよいのでは?
- Twitter以降にも誕生したSNS系の多くが、いいねを1投稿に1回しかできないUX上の理由がわからない → 好きなだけできるようにしてみよう
- 誰が投稿したかどうかで反応の量に違いが生まれているように感じる → いっそみんな匿名にしてみよう
後は、小さな行動が褒められる場というのが特にネット上だと少ない印象があったので、そういった場を作ったらどうなるんだろうという知的好奇心も含みます。
アプリの構成
Androidをベースに、バックエンド周りはFirebaseをフル活用しています。
- Autentication
- Firestore
- Cloud Functions
- Firebase Cloud Messaging
主にFirebaseはこれらを使っています。
現在の開発状況
いちおうアルファ版ができた段階で一度公開しようと思っていますが、まだ残作業がかなり残っています。
- 投稿一覧画面を含めたデザイン見直しや修正(特に色周り)
- 投稿の削除
- 自分の投稿一覧表示
- これはアルファ版では作らないかも
- Push周りのtokenの取得と保存方法の見直し
- Pushの一時停止設定
- ユーザー退会時の関連するデータ削除
- アカウント作成ページからリンクする利用規約のページと簡易のランディングページ用意
- ランディングページはダイナミックリンクを非アプリインストール端末で開いた場合に飛ばす
- デバッグ
主に浮かぶ残作業は、この辺になります。
開発工数
Togglでちゃんと計測していた甲斐がありました。
3ヵ月、主に毎週月曜の時間を使って作業していましたが、合計で72時間程度。 調査関係の時間も含めると、だいたい80時間程度でしょうか。 こうしてみると、週5日でみっちり作業したとして、まだ2週間程度ですね。 そう考えると、進捗もこんなもんかなとなってしまいます。
という感じで、今後も少しずつ開発進めていきます。
以上です。
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