Androidアプリのレストアという需要

壺fm#6でも触れた内容を、ブラッシュアップした内容です。

最近、YouTubeのお勧め動画に出て来るようになってから、旧車のレストアやカスタマイズをしている動画をよく見ています。 動かなかったり朽ちた機械を試行錯誤したり、時には既存のものを組み合わせて解決する様を見ていると、なんだか既視感があります。

これはおそらく、先月あたりからやっているAndroidアプリの改修と重なっているんだろうなと思いました。 程度は全然違うものの、メンテナンスを数年レベルで放置していたAndroidアプリを最新の技術ベースで直しているのは、まるでレストアしている気分です。

そしてこんな「長期メンテナンスを放置していたAndroidアプリをレストアしたい」という機会って、割とあるんじゃないかと思いました。 特にイチ企業で複数のアプリを運営していると、結構起こりがちな印象があります。 ユーザーや収益はそこそこあるけど、担当のエンジニアを常に付けられるわけでもなくて、でも定期的にはメンテナンスをやってはおきたいアプリが。 だいたいは最終的にどうにもならなくなって、泣く泣く切り捨てられる(もしくはリニューアルというなの作り直し)パターンになりがちなやつです。

たとえば今年の11月2日以降は、targetSdkVersionをAndroid 10(APIレベル9)以上にしないとアップデートできなくなります。 ほかにもCrashlyticsのFabric版からFirebase版への移行を11月15日までにやらないと、クラッシュレポートが取得できなくなります。

こうした細かいアップデートは、長年メンテナンスを放置したアプリで対応しようとすると、本来対応すべきところ以外にも手を付ける必要が出てきてしまいがちです。 さらにこの手の対応は、エンジニアはモチベーションがあまり上がらない印象を持ちます。

個人的にこうしたメンテナンスそのものは、特に抵抗がないタイプですので、もし需要があるならヤマダ印ではその辺に向けてアプローチしていこうかなと思いました。

あとせっかくですので、お試し的なアピールとして、明日からいまやっているアプリのレストア(仮)作業について更新していく予定です。

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